けれど<こころづかい>は見えるのだ
この詩、日本ではACのCMで使われているのでしょうか。
自分はこのブログで知りました。
「ヒダカズの『ココロの授業』比田井通信編」
ちなみに自分、この方の講演会に行ったことがあります。
啓発系はあんまり好みじゃなくてなんだかなって思っていたのですが、
この方の話は引き出しが多くてとてもおもしろかったです。
機会があれば、ぜひ。
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・日本は原爆の恐ろしさを知っている。
なのに、なぜ原発を作っちゃったのさ。
…なんでだろう、本当になんでだろうね。
「クリーンで安全」というキャッチコピーとともに原発は作られたんだ。
でも、原発を抱えることになった地域住民はとんでもないことだと大反対を続けたんだ。
でも、結局大きな力に押されてしまった。
そして、今ボクたちはとても大きな電力を原発からもらっている。
野球もサッカーも夜間プレーできるし、「オール電化」という言葉もある。
地震も津波も来るって分かっているのに、原発に頼ってしまっている。
そして、原発に替わる発電方法を見つけられずにいるし、
かといって昔の電力量に戻って生活をする決意もできずにいる。
もしかしたら今、変わらなくちゃいけないチャンスなのかもしれない。
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・靖国神社は、なんであんなにニュースで論じられるの?
そんなにいけないの?
…「ジャパンのために命をささげた人」が靖国で眠る対象なのだけど、
問題はWWⅡをリードして処刑された政治家が、あそこに眠っていることなんだ。
眠っていること自体を問題にするよりは、
現代のリーダーがそこへ祈りを奉げに行くことが問題だと思われているんだ。
もう戦争はしないと誓っているのに、戦争をリードした人たちに安眠を願う。
それを見た外国は、もしかしたら「また日本は戦争するんじゃないか?」って思うよね。
だから、よくニュースになるんじゃないかな。
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・日本は強かったアーミーを捨てたと聞いている。
ではどうやって諸外国からの攻撃に耐えるんだ?
一番よいディフェンスは、アタックすることだとは思わないのか?
…アーミーを捨てた、と言い切ることは適切ではないと思う。
ジエイタイというチームが、ちゃんと日本にはあるんだ。
英語で…セルフディフェンス・フォースか? ごめん、わかんない。
たとえばサッカーなら、一番よいディフェンスはアタックすることだと思うよ。
ボールは1個しかないから、相手にボールを渡さなきゃゴールを奪われる可能性はないからね。
でも、戦争はアタックしたら、相手もアタックしてくるだろう?
武器も兵隊もお互いふんだんに用意するわけだから。
WWⅡでの反省を生かして、日本は別の道でセルフディフェンスをしようと実践中なんだ。
きっとアタックよりいいディフェンスは、あるよ。
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・ガーナにはナショナルサービスという制度がある。
1年間国のためにご奉仕、といったところだ。
日本はなぜ国のためにボランティアをしないんだ。
お前、今帰らなくていいのか?
…日本の今を思うと、ガーナにいてよいのかと考えることもある。
でも、たとえば今こうして日本の心配をしてくれる友達がガーナにいること。
これは、今まで培ってきた日本とガーナのかかわりのおかげでもあると思うんだ。
心配してくれる人が日本以外にもいることが、どれだけ心強いか。
今自分にできることは、少しでもガーナに友達を作って帰ること。
それが日本のためにもなると信じたい。
そもそも、今日本に帰っても、救助のプロではない自分にできることはほとんどない。
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・ていうか、なぜそんなに諸外国の手伝いをするんだ?
他の国が発展したら、日本は困らないか?
…セルフディフェンスの話に関係があるよね。
アタックより、コーポレーション。
これが日本の生きる道。
少なくとも、自分は教師で、ガーナの先生たちといっしょに学校で仕事できるのは
とってもうれしい話で、困りなんかまったくしないね。
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「お前はどうやって答えたんだ?」というメールをいただきましたので、書きました。
政教分離とか外交カードとかいろいろ端折ってますが、ご容赦願います。
異論、反論、オブジェクション、お待ちしております。ご指導ください。
ま、英語ではこの半分もちゃんと言えない自分が情けないのですが…。
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