2011年10月21日金曜日

意地になって作る電気の教材



「電気」の授業で使っている教材を紹介します。

そもそも「電気回路を作る教材がガーナにはない」と言われて始めたこの授業。

「モノがないからできない」なんてお互い言わないよう、なかば意地で教材を準備しました。


まずは、電池ケース。

500mlのペットボトルを5cm幅ほどにカットしたものに

単一電池、こちらで言うと Size D の電池をぶち込んでおしまい。

アルミホイルを適当な長さに折った帯を導線の代わりにしてます。


課題はマイナス極の接触がたまに悪いこと。

私はスポンジをカットしてかませてみたりしています。

また、日本の電池は、プラス極の周りの金属部分を絶縁テープで覆わないと、

アルミホイルに多くの部分が接触してショートしてしまうかも。

こっちの電池は中国製で、プラス極の突起部分以外はプラスチックなので安心です。



豆電球ソケット。

要は横と底部にそれぞれ電気が通れば、プラスマイナス問わずに豆電球はつくので、

マッチ箱の一辺を切り取り、豆電球を差し込む切れ込みを上部に入れ、

上部と底部にアルミ箔をのりで貼り、ブスっと豆電球を差します。これでおしまい。


豆電球はきっと少し浮くので、スイッチのように頭をひょいと押してやるとつきます。

「この回路はつくかな、どうかな」と子どもたちに問うときに、

「じゃあいくよ、ジャーン!」みたいに答えを出せるので、なかなか重宝します。


ガーナ隊仲間には、ペットボトルキャップと安全ピンでソケットを作った人もいます。

そのアイディアも今度試してみたいと思います。


なお、導線は電気屋さんでコードをちょっともらって、ニッパーでビニールを裂いたら

ちょうどよい細さ、やわらかさの導線が出てきたのでそれを使ってます。

導線の端を剥いて好みのクリップをつけてやれば、パーフェクトです。



これらがあれば、直列回路や並列回路ができます。

こちらは子どもたちが作った直列回路。このアイディアはけっこうすぐに出てきます。



で、これが並列回路。

電池ケースから出るアルミホイルの帯に少し長さがあると、

このつなぎ方のアイディアが出やすいように思います。



伝わるかしら、りさっち!

授業の展開については、また明日!

4 件のコメント:

yoichiro さんのコメント...

わぉ,じゅんじゅん,めっちゃクールだよ,その電池ケース。ペットボトルはまるで頭になかった。

使わせてもらうは,そのテク!

Kofi Jun さんのコメント...

Diego!
いやいや、プロにほめられると恐縮っす!
なかなかちょうどいいサイズなんだけど、もうちょっと安定するように工夫できたらと。
「授業の時間を大事にせい」というDiegoの叫び、こっちでもよくわかります!

risa さんのコメント...

じゅんじゅん!
わお!じゅんじゅん素敵^^!
かなりわかりやすい説明をありがとう。
りさも出張実験で電気回路しました!
じゅんじゅんの写真を見て,アルミを使ってみました。
電池ケースは,苦労していろんなものを作ってみたけど,
ペットボトル使ってみよっかな。
今までは,塩ビ管や箱,ゴムを使ってみたけど,,
どれがいいのかは,やってみて使ってみてきめよーっと。
次のブログでのせてみるねー♪

Kofi Jun さんのコメント...

risaっち!
うまく伝わらないんじゃないかと心配したけど、上手に読み取ってくれたみたいであざっす!
「身のまわりのもの」は国によって違うだろうから、そっちでがんばってる教材の工夫もまた教えてねー。