2011年11月11日金曜日

Beyond the door, there's peace I'm sure



昼過ぎにめんつゆを作って、上手にできたって喜んでソファーにゴロンとしたら、

うたた寝のつもりだったのに少し寝すぎました。


ぼんやりとしか覚えてないのですが、日本の中学校で働いている夢でした。

英語の授業をしてて、寒いからってストーブをつけようと生徒が言ってきて、

じゃあALTの先生に決めてもらおうぜ、ほら英語で言ってみろよ、みたいな会話だったかと。

そのALTの先生が、二本松の訓練所でお世話になったヘンリー先生でした。

そんなことはあり得ない話なんですが、まあ夢なのでということで。


教員養成校で学生といっしょにサッカーしようってあをたけさんと約束してたのに、もう4時前。

ほんとすいませんでしたと電話で平謝りして、それから何気なくFacebookを開きました。


すると、訓練所で同じクラスだったDiegoからメッセージが。

Hey, what happened on Henry?? Is he...


えっ?と思ってヘンリーや他の講師のウォールを見ると、

英語でお悔やみの言葉が並んでいました。

何かの間違いだと思いたいのですが、葬儀の日程も書かれているので、

ひとまず落ち着いて信じます。



ヘンリーの英語の授業はこれまで出会ったことのなかったような、とても楽しいものでした。

こうやって授業できたらいいなって、ひそかに憧れていて帰ってからの目標にしていました。

教材やフリーソフトなど、教えてもらえることも常に一歩先を進んでいたように思います。

学習する上で困ったことがあれば、すぐに対応してくれた真摯な人でもあります。


ヘンリーは聡明で、またユーモアの固まりのような人です。

ホームとテクニカルの私たち12人はCool Bananasと呼ばれ、ずいぶんとよくしてもらいました。

二本松駅近くで待ち合わせて、みんなでキムチちゃんこ鍋を食べました。

課外学習で行ったカフェも科学博物館も、それはそれは至福の時間でした。


修了式の後バスに乗ろうとしていると、ヘンリーに肩をたたかれました。

「俺たちは同じ英語教師。ジュンはガーナで、俺は日本でがんばろう。応援しているから」

と日本語で言われ、その一生懸命に話すたどたどしさが逆に胸を熱くさせました。

私たちCool Bananasは、ヘンリーのことが大好きで尊敬しています。


ガーナに来てからも2回ほどメールをもらいました。

「ガーナから手紙書いてくれよ」と言われたのに、まだ送ってません。

なんで送らなかったんだろう。またすぐに会えると思っていたんだ、バカだな俺は。

自分がそんな風にのんびりしてたから、もしかして夢で会いに来てくれたのかも。


葬儀には行けないけど、ガーナで任期をまっとうして帰国すれば、

きっとヘンリーのことだから笑って許してくれると思います。

これが自分にできるせめてもの鎮魂なので、そうします。


訓練が終わってからずっと会えなかったけど、今でもヘンリーの影響を受けているように、

これからも精神的にはヘンリーに会いに行けると思います。

各国でがんばっているクラスメイトも、きっと同じことを考えていると思います。

ただ、ヘンリー。いくらなんでもちょっと早すぎるんじゃないですか…


ありがとうを言ってしまうとなんだか本当に終わっちゃいそうで怖くなるのですが、

本当にヘンリーには感謝しています。そして、これからも力を貸してください。


Rest in Peace, Henroski.  I really miss you.



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